ブラッド・ネルソン@稲毛海岸 裏話編
2010年12月20日 TCG全般 コメント (9)去る12月19日、ブラッド・ネルソンが草の根大会であるLMCに参戦しました。
こんな機会はめったにないということで、私はネルソンに一日張り付いてカバレッジをとらせていただきました。
そちらは後日Magic Daily Newsにあがるそうなので、こちらではカバレッジに書ききれなかった裏話を書かせていただきます。
第0試合
やべー。電車に乗り遅れた、おくれるー。
と思ったら、ネルソン御大がうっかり海浜幕張駅にいっちゃったということで、開始が約一時間遅れていました。
当日はジャンプフェスタが幕張で行われていたので、ついつい人波に押されちゃったんでしょうね。
そんなこんなで会場に現れたネルソンはでかい!の一言。
「今日、全マッチのカバレッジをとりたいんだけど」
と交渉したら、満面の笑みで
「クール!」
と答えてくれました。
第1試合
しょっぱなから有田さんとの試合!
対戦前には有田さんのこれまでの戦績を確認し、
「僕は2004年から始めたから、(有田さんの)現役時代は知らないんだ」
と、少し緊張した様子でした。
試合経過はカバレッジを読んでいただくとして。
第一試合はネルソンの圧倒的優位を有田さんが丁寧にさばいて逆転。
第二試合はその逆、と、互角の戦いを繰り広げていました。
これはタフな試合になるな、と思って残り時間を確認したらわずか6分。
ネルソンのほうからIDを申し込み、有田さんも受け入れました。
印象に残っているのはお二人のジェイスとミシュラランドをめぐる攻防。
ジェイスについては「鷹」を有するネルソン有利、ミシュラについては「海」を有する有田さん優位でしたが、どちらもそれを考慮のうえで動いているようでした。
正直、やりとりが高度すぎてビッグターンがつかめませんでした。
カバレッジをとる上でも、もっとプレイヤーとしての技量を高めなければならないと感じました。
第2試合
超魔界シンデレラとも呼ばれる(というか、私が呼んでるだけですが)千葉の新星小松くんが対戦相手でした。
青黒をはじめて使う小松くんは、細かなミスをしてしまい、ネルソンにひねられてしまいました。
特に、二戦目のサイドミスは大きく、終了後にネルソンが小松くんの入れ忘れた「冷静な反論」に大きくサインペンで「Do!(入れろ!)」とサインし、小松くんも「これでもう忘れません」と苦笑していました。
小松くんは理論派のプレイヤーではありませんが、一度したミスを二度しない、体で覚えるタイプの天才肌です。
いい経験だなあ、と、うらやましく感じました。
第3試合
スタッフとしても活躍するゆりにーさん。
青白使いとして確かな技量を持つ彼でしたが、ネルソンの「鷹」が非常にさばきづらく、押し切られる形になりました。
残り時間が少なくなってからのネルソンのプレイングは、早く正確で、追うのが大変でした。
通常ならジェイスでトップに「鷹」を戻すべきところを、打点を少しでも稼ぐために手札に残すなど、細かな工夫もありました。
トッププレイヤーの動きに「違和感」を感じたら、その裏には必ず自分だけでは思いつかない「勝つための工夫」が隠れているのだな、と思いました。
ちなみに、試合前。こんなやりとりがありました
ネルソン「友人はドラフトしようよー。早く負けろよーって言うんだけどさ。賞品はなんなの?」
ゆりにー「日本語のパックと、構築デッキのファイアライトニングだよ」
ネルソン「んー。(それはどうでもいいけど)やっぱ、勝ちたいよね!」
グッドガイなネルソンですが、勝つことへの執念は人一倍です。
第4試合
あじわいさんの新デッキとの対決。
あじわいさんのデッキ内容がわからないネルソンは、まさに「わからん殺し」をされてしまいました。
知られていないデッキを使うことのアドバンテージを、改めて見せ付けられました。
第5試合
今回のホスト役、三田村さんとの対決。
三田村さんの豪腕がネルソンをひねり、そのまま三田村さんが優勝しました。
第一試合はまさかのサイドボード戻し忘れにより三田村さんが投了しましたが、実際にはこの試合も三田村さんの勝ち。
スコアシートにはネルソンが大きく「3-0」と書いていたのが印象的でした。
2-2-1となったネルソンはドラフトに。
シングルエリミで2没と3-0。
LMC勢の感想は、「ネルソンの戦績、割と普通じゃね?」
数字だけ見ればそうっすねw
その後は、LMC忘年会。
中村修平プロと渡辺雄也プロも合流。さらに魔王・三原槙仁プロも参加して、異常に豪華な飲み会となりました。
ネルソンは日本土産のお菓子と、えーと、なんていいましょうか、大変典雅なモノをいただき、「これって日本の本屋とかで買えるの?マジで?すごくね?」と仰ってました。
あんなに大きくて立派なおひげでも24歳の男の子なんだなー、と微笑ましく思いました。
ネルソンは二次会のカラオケにはさすがに不参加でしたが、それで正解だったと思います。
あのカラオケは、その……日本でも一部の方にしか受け入れられないといいますか。
一曲目が終わった時点で私含む3人を残して部屋からいなくなって、より濃い面子に入れ替わってしまったりして……。
いや、楽しいんですけどね。
「(光る棒を)振る、(オタ芸を)打つ、(曲にあわせて)飛ぶ」のは。
個人的には七咲逢のキャラソンが配信されていないことで店員に文句を言いそうになりましたが、すんでのところで(文句はUGAにいうべきと)思いとどまりました。
まあ、そんな感じのカラオケでした。
来年もLMCはきっと楽しいです。
配信も続けてくださるようですし、PTQやGPTもたくさん開催されます。
私が言うことではないのですが、千葉勢の一人として、盛り上げていきますので、遠方からでもお気軽にご参加くださいませ。
こんな機会はめったにないということで、私はネルソンに一日張り付いてカバレッジをとらせていただきました。
そちらは後日Magic Daily Newsにあがるそうなので、こちらではカバレッジに書ききれなかった裏話を書かせていただきます。
第0試合
やべー。電車に乗り遅れた、おくれるー。
と思ったら、ネルソン御大がうっかり海浜幕張駅にいっちゃったということで、開始が約一時間遅れていました。
当日はジャンプフェスタが幕張で行われていたので、ついつい人波に押されちゃったんでしょうね。
そんなこんなで会場に現れたネルソンはでかい!の一言。
「今日、全マッチのカバレッジをとりたいんだけど」
と交渉したら、満面の笑みで
「クール!」
と答えてくれました。
第1試合
しょっぱなから有田さんとの試合!
対戦前には有田さんのこれまでの戦績を確認し、
「僕は2004年から始めたから、(有田さんの)現役時代は知らないんだ」
と、少し緊張した様子でした。
試合経過はカバレッジを読んでいただくとして。
第一試合はネルソンの圧倒的優位を有田さんが丁寧にさばいて逆転。
第二試合はその逆、と、互角の戦いを繰り広げていました。
これはタフな試合になるな、と思って残り時間を確認したらわずか6分。
ネルソンのほうからIDを申し込み、有田さんも受け入れました。
印象に残っているのはお二人のジェイスとミシュラランドをめぐる攻防。
ジェイスについては「鷹」を有するネルソン有利、ミシュラについては「海」を有する有田さん優位でしたが、どちらもそれを考慮のうえで動いているようでした。
正直、やりとりが高度すぎてビッグターンがつかめませんでした。
カバレッジをとる上でも、もっとプレイヤーとしての技量を高めなければならないと感じました。
第2試合
超魔界シンデレラとも呼ばれる(というか、私が呼んでるだけですが)千葉の新星小松くんが対戦相手でした。
青黒をはじめて使う小松くんは、細かなミスをしてしまい、ネルソンにひねられてしまいました。
特に、二戦目のサイドミスは大きく、終了後にネルソンが小松くんの入れ忘れた「冷静な反論」に大きくサインペンで「Do!(入れろ!)」とサインし、小松くんも「これでもう忘れません」と苦笑していました。
小松くんは理論派のプレイヤーではありませんが、一度したミスを二度しない、体で覚えるタイプの天才肌です。
いい経験だなあ、と、うらやましく感じました。
第3試合
スタッフとしても活躍するゆりにーさん。
青白使いとして確かな技量を持つ彼でしたが、ネルソンの「鷹」が非常にさばきづらく、押し切られる形になりました。
残り時間が少なくなってからのネルソンのプレイングは、早く正確で、追うのが大変でした。
通常ならジェイスでトップに「鷹」を戻すべきところを、打点を少しでも稼ぐために手札に残すなど、細かな工夫もありました。
トッププレイヤーの動きに「違和感」を感じたら、その裏には必ず自分だけでは思いつかない「勝つための工夫」が隠れているのだな、と思いました。
ちなみに、試合前。こんなやりとりがありました
ネルソン「友人はドラフトしようよー。早く負けろよーって言うんだけどさ。賞品はなんなの?」
ゆりにー「日本語のパックと、構築デッキのファイアライトニングだよ」
ネルソン「んー。(それはどうでもいいけど)やっぱ、勝ちたいよね!」
グッドガイなネルソンですが、勝つことへの執念は人一倍です。
第4試合
あじわいさんの新デッキとの対決。
あじわいさんのデッキ内容がわからないネルソンは、まさに「わからん殺し」をされてしまいました。
知られていないデッキを使うことのアドバンテージを、改めて見せ付けられました。
第5試合
今回のホスト役、三田村さんとの対決。
三田村さんの豪腕がネルソンをひねり、そのまま三田村さんが優勝しました。
第一試合はまさかのサイドボード戻し忘れにより三田村さんが投了しましたが、実際にはこの試合も三田村さんの勝ち。
スコアシートにはネルソンが大きく「3-0」と書いていたのが印象的でした。
2-2-1となったネルソンはドラフトに。
シングルエリミで2没と3-0。
LMC勢の感想は、「ネルソンの戦績、割と普通じゃね?」
数字だけ見ればそうっすねw
その後は、LMC忘年会。
中村修平プロと渡辺雄也プロも合流。さらに魔王・三原槙仁プロも参加して、異常に豪華な飲み会となりました。
ネルソンは日本土産のお菓子と、えーと、なんていいましょうか、大変典雅なモノをいただき、「これって日本の本屋とかで買えるの?マジで?すごくね?」と仰ってました。
あんなに大きくて立派なおひげでも24歳の男の子なんだなー、と微笑ましく思いました。
ネルソンは二次会のカラオケにはさすがに不参加でしたが、それで正解だったと思います。
あのカラオケは、その……日本でも一部の方にしか受け入れられないといいますか。
一曲目が終わった時点で私含む3人を残して部屋からいなくなって、より濃い面子に入れ替わってしまったりして……。
いや、楽しいんですけどね。
「(光る棒を)振る、(オタ芸を)打つ、(曲にあわせて)飛ぶ」のは。
個人的には七咲逢のキャラソンが配信されていないことで店員に文句を言いそうになりましたが、すんでのところで(文句はUGAにいうべきと)思いとどまりました。
まあ、そんな感じのカラオケでした。
来年もLMCはきっと楽しいです。
配信も続けてくださるようですし、PTQやGPTもたくさん開催されます。
私が言うことではないのですが、千葉勢の一人として、盛り上げていきますので、遠方からでもお気軽にご参加くださいませ。
コメント
関東は楽しそうですねぇ(関西より
ネルソンって30代後半くらいのイメージでしたが
なんと24歳なんですね!
だいたい合ってますねwwwwwwww
カラオケご参加ありがとうございました!また行きましょう!
そして飲みにもいきましょ~
1本目最後の1~2ターンやね
千葉は楽しいですよ。
そう。ネルソン、まだ24歳なんです。てっきりLSVと同世代だと思っていました。
弟さんはもっと若いんでしょうね。
ずっとchannel fireballのTシャツを着こんでいて、「寒くないの?」と聞いたら普通に寒がってました。
たべっちさん>
アレ以外に説明しようがないけど、書かなあかんかなと思ってw
カラオケ悪魔的に楽しかったです。また行きましょう。
あきさん>
コメントありがとうございます。
有田プロ、ジェイス最終奥義発動からのやり取りですね。
ネルソンが十分なカウンターを引き込むまでギデオンのアタックを我慢し続けたことと、1ターン殴れるようにと手札に保っていたところが印象的でした。
あのラストアタックを有田プロが捌くところ(と、そこに至るまでのプロセス)で、お二人の考えが読み切れず、不十分な記事になってしまったと思います。
ネルソンも有田プロも互いの手札をかなり正確に読み取っているのだろうということだけは、プレイングの雰囲気からつかめましたが、その内容までは理解できていませんでした。
一番悔しかった試合です。
このプレゼントでネルソンが更に1段上へと上ってくれたのならばこれ以上の喜びはありません
同い年の僕としては、ネルソンのさらなる跳躍に期待したいです!!
まじすか。
DNとリアルの判別がいまいちなんで、気づきませんでしたw
申し訳ない。
でも、ネルソンは先走って忘年会の後に指をぬちょぬちょにしてらしたので、そっち方面の跳躍は無理そうだな、と思いました。
でも一番の驚きはnelsonの年齢ですねー
僕もブラッドネルソンの24歳には驚きましたw
あんなにも森の熊さんっぽいのに。
ネルソンに進呈された「大変典雅なモノ」が気になるところです・・・。
コメントありがとうございます。
まったくです。ネルソン、若い!
bunさん>
ネルソンに何がプレゼントされたかは、ネットの海をちょっと探ればわかってしまうかもしれません。
いや、まあ、千葉の恥?を晒すようで、私にはとても口にできないのですが。。。