昨日はLMC300回記念大会に参加してきました。
私は青白t赤で特に良いところもなく3-3の平凡な成績。
デッキチューン的にはまあまあで、乗り手がアホって感じでした。

私の話は後回し。
さりげにライター修行中の私はTOP8のカバレッジをとらせてもらいました!
新スタンのご参考にどうぞ!

以下、カバレッジ!


Taiki Suzuki(緑単モニュメント)VS Taiga Shirai(白青赤同盟者)

青白コントロール溢れるメタの中、ベスト8には緑単が3人!
新スタンの勝者は、緑単と言えるのか? その真価が試される。
一方、白井が選択したのはゼンディカーブロックのテーマデッキである同盟者。
鈴木によれば、速度的に同盟者有利とのこと。
新環境のビート王を決める時が来た!

GAME1

ダイスロールの結果、先手は白井。白井は1マリガン。鈴木は本人曰く「まあまあ」のハンドをキープ。

初動は、鈴木の《東屋のエルフ/Arbor Elf》。さらに、2体の《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》、《ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker》、《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》と、爆発的に展開。

対する白井は、《高地の狂戦士/Highland Berserker》から《城壁の聖騎士/Talus Paladin》のみという、地味な展開。

鈴木はさらに、《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》からサーチした《復讐蔦/Vengevine》。さらに《背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader》《東屋のエルフ/Arbor Elf》と並べて、帰ってきた《復讐蔦/Vengevine》がアタック。
そのまま圧殺。

白井0-1鈴木

★鈴木はサイドから《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore》。
白井は《稲妻/Lightning Bolt》を追加。
互いに除去を追加することで少しでも相手を遅らせたい模様。

GAME2
先手白井。
1マリガンの白井に対し、鈴木のキープハンドはマナ生物はなく、《復讐蔦/Vengevine》《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》と重めのハンドをキープ。

後手の鈴木が引き込んだ《東屋のエルフ/Arbor Elf》を白井が《稲妻/Lightning Bolt》してゲームスタート。

白井、そのまま《ハーダの自由刃/Hada Freeblade》、《高地の狂戦士/Highland Berserker》と展開し、《カビーラの福音者/Kabira Evangel》でプロテクションをつけつつアタック。

鈴木、2ターン連続で《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》をプレイ。白井のエンドに召喚酔いの解けたシャーマンで《復讐蔦/Vengevine》を捨て、《復讐蔦/Vengevine》をサーチする。
さらに自らのメインで《森のレインジャー/Sylvan Ranger》をサーチして、そのままプレイ。《ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker》を追加して、《復讐蔦/Vengevine》の復活条件を満たすと、2体でそのままアタックする。

白井はこれをスルーすると、フェッチからのロスもあってライフは10にまで落ち込む。しかし、鈴木のライフも既に13。

白井は《城壁の聖騎士/Talus Paladin》を追加し、ライフリンクを得て殴る。これでライフは17にまで回復するも、次のターンに鈴木がプレイしたのは、《圧倒する暴走/Overwhelming Stampede》。
鈴木WIN!

★終了後、白井にインタビューしたところ、新環境での三色デッキはマナバランスが難しいとのこと。実際、このマッチも事故で落としている。しかし、ブン回ったときの打撃力は緑単を超えるものがあり、新環境でもメタの一角に食い込み続けるだろう。


Taiki Suzuki(緑モニュメント)VS Gyo Mizuno(緑エルフ)
緑単同キャラ対決を制した水野の前に、再び緑単が立ちはだかる。
鈴木の経験が勝つか、水野の若さが勝つか?
真の緑単使いはどっちだ。

GAME1
ダイスロールで鈴木先手。双方マリガンなくキープ。

互いに《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》から、鈴木が《森のレインジャー/Sylvan Ranger》2体に《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》。
水野は《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》からの《ムル・ダヤの媒介者/Mul Daya Channelers》と、互いに一歩も譲らぬ展開。

ここで水野がトップに見えていたガラクで鈴木のガラクを対消滅させる。さらに、手札からのガラクを設置。
さらにガラクのプラス能力からのマナ加速で、《ジョラーガの戦呼び/Joraga Warcaller》2体をそれぞれキッカー1と2で並べると、鈴木は為す術もなく投了。
水野1-0鈴木

★水野、サイドから《濃霧/Fog》と《帰化/Naturalize》をそれぞれ1枚ずつ追加。「後手ですしね」と一言。
鈴木は《カビのシャンブラー/Mold Shambler》、《圧倒する暴走/Overwhelming Stampede》、《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore》を追加。

GAME2
鈴木先手。双方ダブルマリガン。

水野が《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》、《東屋のエルフ/Arbor Elf》、《エルフの騎手/Elven Riders》、《ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker》、《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》、《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》と高速展開する。

しかし、対する鈴木は《カビのシャンブラー/Mold Shambler》で《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》を壊すのみ。

水野がトップデックした《背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader》をプレイすると、鈴木投了。わずか3分程度の短い試合だった。
水野WIN!

展開力に勝る水野の緑エルフが、緑単対決を制した。

あまりにも早くマッチが終わってしまったため、もう一つの準決勝、第三試合をお送りする。


Jun Igarashi(赤茶単) VS Kazuhiro Ohno(ヴァラクート)

前環境の王者ヴァラクートに対するのは、完全なオリジナル、新アーキタイプの赤茶単。ギリギリの試合を互いに一本ずつ制し、勝負は第三試合にもつれ込んでいた。

GAME3
大野先手、初手キープ。後手の五十嵐は、ダブルマリガンからノールックでキープ。

大野が森をセットしてターンを返す。

五十嵐、注目のドローは《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb》。
しかし、残る手札はすべて山。

大野は《草茂る胸壁/Overgrown Battlement》、《耕作/Cultivate》でマナベースを整え、3ターン目には《業火のタイタン/Inferno Titan》を着地する順調な圧殺モード。

五十嵐は《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb》二枚でライブラリーを掘り進めるも、展開できたのは《ゴブリンの先達/Goblin Guide》のみ。

大野がサイドカードである《強情なベイロス/Obstinate Baloth》をプレイすると、五十嵐はそのまま《業火のタイタン/Inferno Titan》に焼き殺されてしまった。
大野WIN!

★せっかくビデオマッチ+カバレッジに移っていただいたのに、あまりにもあっけない試合だった。


Kazuhiro Ohno(ヴァラクート)VS Gyo Mizuno(緑エルフ)

下馬評通りに決勝に進んだヴァラクートと、高速展開と若さゆえのドローをウリに、トップ8で緑単二人を踏みつぶしてきた「緑単最強」水野。
水野がこのままヴァラクートまで踏みつぶすか、それとも大野が「王者のデッキ」の力強さを見せつけるか。

GAME1
ダイスロールで大野先行。双方キープ。
水野は「今日、後手しかやってない」と一言。
それでもここまで勝ち進んでいるのは、デッキの速度と本人のプレイングの正確さによるものだろう。

《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》、《探検/Explore》、《耕作/Cultivate》でマナベースを整える大野。
水野も順調に《東屋のエルフ/Arbor Elf》、《ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker》、《銅角笛の斥候/Copperhorn Scout》、《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》と展開。

互いの場には、3ターン目にしてそれぞれ6枚以上のパーマネントが並ぶ。
ここで、思わず大野がセットランドを混乱するが、水野が冷静にターンの経過を説明した上で「まだ置いてないから置いていいですよ」。
まさにフェアプレイ。同時に、水野の試合に対する集中力が感じられる。

返しのターンに水野は《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》から《ジョラーガの戦呼び/Joraga Warcaller》キッカー。
コンバット後に《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》から《森のレインジャー/Sylvan Ranger》をサーチして即プレイ。アドバンテージを稼ぐ。

これでライフは大野15ー20水野。

大野は返しのターンに《原始のタイタン/Primeval Titan》から《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》をサーチ。そこから条件を満たした《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》起動で山をサーチして、3枚のヴァラクートから本体に18点。さらに手札からの《稲妻/Lightning Bolt》で水野のライフを丁寧に削りきった。
大野1-0水野

★大野はサイドから《紅蓮地獄/Pyroclasm》2枚を追加。
水野は《帰化/Naturalize》を追加。《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》を潰して展開を遅らせたいとのこと。

GAME2
水野先手、双方7枚キープ。

水野の《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》を、大野が《稲妻/Lightning Bolt》してゲームスタート。

水野は2ターン目に《背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader》をプレイすると、3ターン目に《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》、4ターン目に《ジョラーガの戦呼び/Joraga Warcaller》キッカー2、と展開していく。

対する大野は2ターン目に《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition》、3ターン目に《耕作/Cultivate》。
しかし、4ターン目は動きが止まってしまい、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》をセットするのみ。

この隙を見逃す水野ではなく、《背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader》の《踏み荒らし/Overrun》能力が、18点のライフを奪い去った。
大野1-1水野

★水野、「メインのほうが強い」とサイドを戻す。

GAME3
大野先手、双方7枚キープ。

水野は《紅蓮地獄/Pyroclasm》をあえてケアせず、《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid》と展開。
「展開遅らせたらヴァラクート、間に合っちゃうし、パイロされたらどうせ負けだから」

対する大野は《耕作/Cultivate》でマナベースを構築するのみ。

《紅蓮地獄/Pyroclasm》されずに帰ってきたターン。
水野は《森のレインジャー/Sylvan Ranger》《ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker》《ジョラーガの戦呼び/Joraga Warcaller》2体をそれぞれノンキッカー、キッカー1で展開。
大ドルイドと戦呼びによる+2/+2で、《紅蓮地獄/Pyroclasm》に耐えられる場を作る。さらに《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》を設置し、次のターン《踏み荒らし/Overrun》の構え。

大野の手札には《紅蓮地獄/Pyroclasm》1枚があるものの、これでは解決になっていない。
「かけるしかないな」と《探検/Explore》すると、ドローは二枚目の《紅蓮地獄/Pyroclasm》!。
喜び勇んで《紅蓮地獄/Pyroclasm》二連打でボードをまっさらにすると、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》をセット。着々と起動の時に備える。

一気に苦しい立場に立たされた水野は、手札から《ムル・ダヤの媒介者/Mul Daya Channelers》、《獣相のシャーマン/Fauna Shaman》、《ジョラーガの戦呼び/Joraga Warcaller》と並べて戦線を再構築。
大野に3枚目のパイロはなく、次のターンに残っていた《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker》で《踏み荒らし/Overrun》。
大野1-2水野

水野WIN!

祈念すべきLMC300回記念大会。
優勝は、水野堯!






で、ここから私の話。

使ったデッキは、青白コンの除去部分を稲妻に変え、メインからディッチャ君を入れたトリコロール。デッキ選択的にはグッドでした。ただ、乗り手は下手でした。

まず、稲妻はビート系デッキ全般に強く、同系でPWに触れるため、非常に強かったです。ディッチャ君も未達や装備品を割るのに大活躍でした。
地盤の際を4枚とっていましたが、6回戦やって明確な色事故はなく、マリガンミスで負けたのが一度だったため、基本的に問題なさそうです。

当たりは、
青白4回(2-2……メインのスペルピアスをケアせず、メイン昇天をケアせず、マリガンミス、などで負け)
同盟者1回(勝ち)
ヴァラクート1回(負け……精神隷属機をカウンターできず)
でした。

今回の結果を受けてエルフや同盟者、赤単などが増えれば、サイドにパイロを取れることもあってトリコ選択者が増える気がします。

あとは、公式戦で青を使うのが初めてだったので、ミスをしない試合はありませんでした。超ムズい。

LMC300回記念のビンゴでは、犬の本とSOM1ボックスをいただきました。
エルテゼ(時価4000円くらい?)を持って行ったので
「元をとるのは難しかろう。つーか、あそこにおいてあるサイリュームがほしいわい」
とか思っていましたが、景品じゃんけんで見事に負けて(じゃんけん順位ごとに商品が決まっていたのです)SOMをゲット!
剥いた中身はヴェンセール、コス、モックス、マスティ、漸増爆弾という、「元取れるボックス」で、大勝利でした。
満足満足。


コメント

絶対に許さないマン@しろよる歌劇団
2010年10月3日20:00

やはり良いことをするとめぐりめぐってくるんですね
あと会場のデッキ分布はどうでしたか?
久しぶりにスタンもやろうかなと思ってるんで参考までにお願いします。

cramcram
2010年10月3日20:49

おさかんさん>
どもです。
LMCは常連さんが多いので、デッキが偏る傾向があります。
それを踏まえて、ですが。
青白が最大勢力で、ヴァラクートと緑ビートが同じくらい。
同盟者も意外に多くて、赤単系が割と少ない感じ。
一応吸血鬼もいたし、青黒コンも模索されてる。
てな感じです。
まだ明確なTierが確立していませんが、
ヴァラクート/青系コントロール/ビート
の三つ巴に変わりはないかと。
最初はヴァラクートと青コンに勝率5割を期待できるビート(緑、赤、白、同盟者、など、結構あります)を選択するのがいいんじゃないかなー。

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索