斎藤友晴プロに対しては、一方的な思い入れがあります。
私が彼を初めて意識したのは、彼が最初にトーナメントの表舞台に立ったFINALSの直前予選でのことでした。
確か第5戦、全勝卓を覗きこんで、そのプレイングの過剰なまでの丁寧さ(エコー生物の払い忘れがないようにずっと触っていました)と、人を殺しそうな眼光の鋭さが強く印象に残りました。
なにより、私は既に2敗していたのですが、彼のデッキは私のデッキとほぼ同じ構成でした。
そして、翌日彼は前日予選そのままの勢いで優勝しました。
写真を見て、「あ、あの人だ!」と思いました。
自分と同じ年齢であることに驚き、嫉妬しました。
私はそれから周囲の環境の変化もあってMTGを離れました。
時折、カードリストやカバレッジを眺めることはありましたが、カードには触れませんでした。
斎藤プロが出場停止処分を受けた時には、「あの負けん気の強さが原因となったのだろうな」と思いました。「このまま辞めてしまうのかな。惜しいな」とも思いました。
しかし、彼は復活し、以前以上の成績を残しました。
「何が変わったんだろう」
ずっと疑問で、しかし、確かめられずにいました。
その後、MTGに復帰した私はプレリリース会場で斎藤プロとガンスリンガーする機会に恵まれました。
以前とは違う、とても穏やかで、しかし的確なプレイング。
眼光は鋭いのですが、「相手を倒す」という意味でなく、ただ盤面を見据える、貫禄あるものへと変化していました。
私は不覚にも感動しました。
私が一度は「ゲーム」として諦めたことを、「人生」として続けている人がいる。
「成長」って、こういうことなんだろうと、体感しました。
私は彼のファンになりました。
社会人生活を一度中断し、大学院に進学した私には、競技MTGと向かい合える期間は限られていました。
そこで、私は復帰する際に、「GP二日目進出」もしくは「日本選手権出場」を目標に掲げました。
何度か諦めつつも、諦められなかったのは、「ここで諦めたら、他の目標も手放してしまう」と思ったからです。
実際、不思議なことにMTGで結果を残すと他の分野でも結果が残ることが多くなりました。
全てのことは繋がっているんだろう。
今はそう思います。
日本選手権の最終戦、隣のテーブルに斎藤プロが座りました。
対戦相手との会話中、斎藤プロは「POY目指してるんで。IDとかはないですよ」と言いました。
順位による賞金の上下があるためのやりとりだと思います。
それにしても、「POYを目指す」という言葉を(一度戴冠しているとはいえ)こんなにも気負いなく言い放てるのは、斎藤プロだけじゃないかな、と思いました。
文字ではうまく表現できないのですが、本当に自然だったのです。
人は、こんなに自然に目標を目指せるんだな、と感じました。
自分も、もっと自然に目標を設定し、目指していきたい。
たかがゲームだと思って始めて、辞めて、また始めて。
ただの息抜きのはずでしたが、私も「どっぷり」浸かり始めているようです。
人生と重ねるくらいに。
私が彼を初めて意識したのは、彼が最初にトーナメントの表舞台に立ったFINALSの直前予選でのことでした。
確か第5戦、全勝卓を覗きこんで、そのプレイングの過剰なまでの丁寧さ(エコー生物の払い忘れがないようにずっと触っていました)と、人を殺しそうな眼光の鋭さが強く印象に残りました。
なにより、私は既に2敗していたのですが、彼のデッキは私のデッキとほぼ同じ構成でした。
そして、翌日彼は前日予選そのままの勢いで優勝しました。
写真を見て、「あ、あの人だ!」と思いました。
自分と同じ年齢であることに驚き、嫉妬しました。
私はそれから周囲の環境の変化もあってMTGを離れました。
時折、カードリストやカバレッジを眺めることはありましたが、カードには触れませんでした。
斎藤プロが出場停止処分を受けた時には、「あの負けん気の強さが原因となったのだろうな」と思いました。「このまま辞めてしまうのかな。惜しいな」とも思いました。
しかし、彼は復活し、以前以上の成績を残しました。
「何が変わったんだろう」
ずっと疑問で、しかし、確かめられずにいました。
その後、MTGに復帰した私はプレリリース会場で斎藤プロとガンスリンガーする機会に恵まれました。
以前とは違う、とても穏やかで、しかし的確なプレイング。
眼光は鋭いのですが、「相手を倒す」という意味でなく、ただ盤面を見据える、貫禄あるものへと変化していました。
私は不覚にも感動しました。
私が一度は「ゲーム」として諦めたことを、「人生」として続けている人がいる。
「成長」って、こういうことなんだろうと、体感しました。
私は彼のファンになりました。
社会人生活を一度中断し、大学院に進学した私には、競技MTGと向かい合える期間は限られていました。
そこで、私は復帰する際に、「GP二日目進出」もしくは「日本選手権出場」を目標に掲げました。
何度か諦めつつも、諦められなかったのは、「ここで諦めたら、他の目標も手放してしまう」と思ったからです。
実際、不思議なことにMTGで結果を残すと他の分野でも結果が残ることが多くなりました。
全てのことは繋がっているんだろう。
今はそう思います。
日本選手権の最終戦、隣のテーブルに斎藤プロが座りました。
対戦相手との会話中、斎藤プロは「POY目指してるんで。IDとかはないですよ」と言いました。
順位による賞金の上下があるためのやりとりだと思います。
それにしても、「POYを目指す」という言葉を(一度戴冠しているとはいえ)こんなにも気負いなく言い放てるのは、斎藤プロだけじゃないかな、と思いました。
文字ではうまく表現できないのですが、本当に自然だったのです。
人は、こんなに自然に目標を目指せるんだな、と感じました。
自分も、もっと自然に目標を設定し、目指していきたい。
たかがゲームだと思って始めて、辞めて、また始めて。
ただの息抜きのはずでしたが、私も「どっぷり」浸かり始めているようです。
人生と重ねるくらいに。
コメント
自分も目標をもってがんばろうという気持ちになりました。
素直に、まっすぐに、目標に向かってがんばろうと思います。
いっしょにがんばりましょう。
斎藤プロは僕も大好きな人です。GP横浜の時にデッキのスリーブを交換していたとき、斎藤プロが何げに隣りに座ってスリーブを入れ替えていて、ゴミが出たから捨てよ
うと思い、普通にプロのも一緒にあったから「ついでだから、捨てましょうか?」と言ったら、丁寧に御礼を言われました。
些細な事かもしれないけど、プロだからと言うよりも、人としてこの人は凄いと感動
しました。ここまでできる人ってなかなかいない。
そんな一コマでたくさん教えてもらった気がします。
この日記は忘れてた何かを思い出させてくれた感じがして、まだまだ頑張れそうな気
がします。ありがとうございます。
なんか、急に書きたくなりました。
読んでいただけて嬉しいです。
たぶん、「たかがゲーム」なんだけど、その中で尊敬する人に出会えたり、心から嬉しい瞬間があったりすると「されどゲーム」に変わってくれるんだと思います。
できることなら、小さくていいから自分も他の誰かにその気持ちを与えていきたいです。
いっしょにがんばりましょう!
さんたさん>
声をかけられたさんたさんも「すごい人」だと思います。
何をするにも「姿勢」かもしれないです。
ずっと前向きでいるのは難しいけど、できるだけ前向きでありたいですね!
終わってもまたはじまりますよ。
そうやってまた、楽しんでいきましょう。