ドラフト点数表についての議論がDN上で高まってるみたいなので、流行に乗ってみます。

まず、私のドラフト点数表についての考え方

http://cramcram.diarynote.jp/201004301131437883/

そして、
「点数表は、同パックで同カードが並んでいた時にとる順番の目安であり、1パック目の1ピック目でしかちゃんと機能しない。ピックが進むにつれて意味は薄れていく」
と考えており、重きを置いていません。

ドラフトにおいて重要なのは、「成功ドラフトのアーキタイプ」を覚えることだと思います。
私の場合、ドラフトが終わると対戦相手の構成を見せてもらったり、見せて意見をもらったりします。このあたりは構築戦と変わりません。当然、メタも変化しますし、対策も進みます。
例えばROEなら、最初は青白LV、赤緑エルドラ→壁、青赤瞬殺→赤黒除去といった感じで、メタが変化し、今では中途半端な青白LVや赤緑エルドラでは勝てなくなってきています。
特に巧い人は「小さなコンボ」「ちょっとしたシナジー」の引き出しが多く、発見するのも早いです。
例えばよく知られたところでは「孔の歩哨」と「蛇の陰影」のコンボは脅威ですし、「窯の悪鬼」と各種反復呪文は吐き気をもよおすほど強力です。
このようなコモン同士のコンボはみんなよく知っているのですが、巧い人がすごいと感じるのは、レアやアンコモン(特にクソレア、クソアンコモン)によるコンボにも詳しいことです。「現実離れした回顧」なんかは良い例ですね。
(もちろん、強いレアはシナジーするともっと強いです。先週のドラフトでは、こちら「サルカン」「タクタク」2枚の最強コンボデッキVS相手「遊牧の民の集合」2枚「大群の力」2枚の最凶コンボデッキでした。当然のように圧敗でした)

話がそれましたが、ドラフトの現場では、大抵、点数表は「そのままの形では」ほぼ意味をなしません。むしろ、頭の中にあるのはデッキイメージであり、頭の中で成功デッキ40枚を思い浮かべながら、パズルを埋めるようにピースを拾っていきます。
その中で点数表がそのままの形で役立つのは、せいぜい最初の三手と「流れが変わった」瞬間だけです。しかし、この「流れ」を読むのもアーキタイプあってこそなので、点数をそのまま使っているわけではなさそうです。

少なくとも、点数表の意味と言うのはドラフトにおいてあまり大きな意味はないんじゃないかと思います。

まとめれば、ドラフトでの重要性は、①アーキタイプ②シナジー・コンボ③点数(カード単体の強さ)④ソートの順番でしょう。

最後に、はじめてやる環境のドラフトでのおススメ練習方法を紹介します。
①そのセットのエントリーパックを買い、一人回しします(友人がいれば対戦します)。
②エントリーパックのアーキタイプを意識してドラフトに参加します。このとき、とにかく決め打ちします。不安でも手を変えずに決め打ちします。これを、そのアーキタイプで3-0するまでやります。
③別のアーキタイプを調べて、同じことを繰り返します。
④ようやく周囲に合わせたドラフトをしはじめます。
少なくとも環境初期には一番勝ちやすい練習方法ですので、お試しいただけると嬉しいです。

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